(終了)2024年9月/未来を照らす地域メディア?—ハイパーローカルジャーナリズムの挑戦と展望—

JCL2024年9月例会のお知らせです。

ふるってご参加ください。

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◎JCL2024年9月例会案内

【日 時】2024年9月5日(木)午後6時〜 対面とZoomで開催

【会 場】JR北新地駅北側 大阪駅前第2ビル5階

     大阪市総合生涯学習センター 第4研修室

【報 告】小川明子さん(立命館大学映像学部教授)

「未来を照らす地域メディア?—ハイパーローカルジャーナリズムの挑戦と展望—」

【参加費】会員・非会員・対面・Zoomいずれも1,000円

●Zoom参加の方は以下に1,000円を振り込んでください。

・ゆうちょ銀行の振込用紙を使う場合は   記号00920-5-275405

・関西みらい銀行堺筋本町支店(番号217) 普通預金口座 187113

・ゆうちょ銀行布施支店(番号408)    普通預金口座 3198759

口座名義人はいずれも「一般社団法人自由ジャーナリストクラブ」

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小川さんの報告骨子

新聞やテレビ局の支局閉鎖、地域新聞の廃業によって、ニュースメディアが存在しない「ニュース砂漠」が世界各地で広がっています。この問題は日本でも顕著で、全国紙の撤退やマスメディアの支局閉鎖が相次ぎ、地域の情報が住民に伝わりにくくなっています。デジタル時代において、民主主義社会の根幹を支える権力監視の役割を担うのは誰なのでしょうか?

昨今、行政監視を行う小さなメディアが各地で誕生しています。鹿児島県警の隠蔽・不当捜査問題を報じた「ハンター」が小さなウェブメディアだったことは記憶に新しいでしょう。市町村レベルでも、屋久島町の行政問題を取り上げる「屋久島ポスト」、滋賀県大津市で社会福祉士が運営する「ウォッチドッグ大津」などが、地域の真実を追求し続けています。しかし、これらのメディアは資金調達や法制度の問題、地域内での権力監視の困難といった課題に直面しています。

本報告では、市町村レベルのデジタル・ジャーナリズムの現状と課題について、韓国と台湾の事例も交えながら整理し、その可能性と未来への展望を探ります。


小川さんの横顔

立命館大学映像学部教授 中部日本放送、愛知淑徳大学、名古屋大学を経て、現職。博士(学際情報学)。メディア論、コミュニティメディア研究。ケア、エンパワメントとメディアに関する研究を続ける。最近では、ニュース砂漠状況への危機感から、コミュニティジャーナリズム研究に関心を寄せている。著書に『デジタル・ストーリーテリング——声なき想いに物語を』(単著, リベルタ出版.2016)、『ケアする声のメディア』(単著, 青弓社, 2024)。

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