(終了)2024年10月/放送局の番組制作現場における女性活躍の現在地と今後の課題
JCL2024年10月例会のお知らせです。
ふるってご参加ください。2024年10月よりgoogleformsでお申し込みください。
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◎JCL2024年10月例会案内
【日 時】2024年10月3日(木)午後6時〜 対面とZoomで開催
【会 場】JR北新地駅北側 大阪駅前第2ビル5階
大阪市総合生涯学習センター 第1研修室
【報 告】石田敦子さん(毎日放送東京支社報道部)
「放送局の番組制作現場における女性活躍の現在地と今後の課題」
【参加費】会員・非会員・対面・Zoomいずれも1,000円
●Zoom参加の方は以下に1,000円を振り込んでください。
・ゆうちょ銀行の振込用紙を使う場合は 記号00920-5-275405
・関西みらい銀行堺筋本町支店(番号217) 普通預金口座 187113
・ゆうちょ銀行布施支店(番号408) 普通預金口座 3198759
口座名義人はいずれも「一般社団法人自由ジャーナリストクラブ」
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石田さんの報告骨子
日本の放送界ではここ2、3年で急速に女性活躍策を進めていますが、まだまだ意思決定層に女性は少なく、特に基幹業務である番組制作現場においてその傾向が著しいのが現状です。番組制作に直接関与する報道、制作、情報制作、スポーツ、編成部門における女性社員割合はそれぞれ20%前後(2022年度)と、今後の育成を考えても活躍を謳うにはほど遠いと言えます。かたや番組におけるジェンダーバランスでは、出演者の性別割合が女性は39.6 %、男性は60.4%(2022年調査)と明らかに男性優位です。
「テレビ離れ」とよく言われますが、総務省の調査などから地上波放送の番組が世間に与える影響はまだまだ大きいと言えます。とすれば番組内容に直接影響を及ぼすテレビ編成部員やプロデューサー、総合演出といった「番組制作における意思決定者」に女性が少ないことが、いわゆる「男性目線」の偏ったジェンダーバランスの番組に繋がっているのではないか。そして、そうした放送は旧来の価値観の再生産につながってはいないか。そんな問題意識を持ち社会人学生として大学院に進学しました。
今回お話しする内容は、2024年に提出した修士論文を執筆するため番組制作に携わる放送局員の男女10人にインタビュー調査を行い、番組制作現場で女性が意思決定者になりづらい現状や背景、加えて女性が活躍する効果を分析したものです。おそらく現役放送局員を対象にした希少な研究成果です。ご参加の皆様方の忌憚のないご意見を伺いながら放送界の女性活躍についてディスカッションしたいと思っています。
石田さんの横顔
1990年にアナウンサーとして毎日放送入社、2003年から東京支社テレビ編成部・宣伝担当デスク、2011年からテレビ編成部・番組企画担当として「サワコの朝」チーフプロデューサー、2016年からコンテンツビジネス部・配信ポータルサイト「動画イズム444」の立ち上げに携わる。2017年より東京支社報道部・国会周辺取材担当(現職)。2024年3月法政大学大学院キャリアデザイン学研究科修了。修士(キャリアデザイン学)。
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