2025年度総会

一般社団法人・自由ジャーナリストクラブの2024年度総会が、2025年6月13日に大阪市総合生涯学習センターで開催され、2024年度の活動報告と2025年度方針などが承認されました。

<2024年度活動報告>

  4.11  4月例会/「在日韓国人政治犯の獄中記を語る」

      李イチョル哲さん(在日韓国良心囚同友会代表)

  4.17  理事会(Zoom)

  5. 9   5月例会/「不屈のジャーナリスト・柳澤恭雄の人生」

      赤塚康雄さん(郷土史研究者)

  5.23  理事会(Zoom)

  6.  2  小山帥人著「我が家に来た脱走兵」出版記念会ー「戦争の時代」徴兵制と兵役拒否を考えるー

     協力:自由ジャーナリストクラブ

  6.13 2024年度総会

     6月例会/「戦い取った民主主義と政権交代韓国民主化運動の原点、光州で思ったこと」

    波佐場清さん(元朝日新聞ソウル支局長、立命館大学コリアセンター上席研究員)

  6.19 理事会(Zoom)

  7.11 7月例会/「アートで考える〈戦争・被爆・核兵器と戦後ニッポン〉

         〜村上隆とNY在住アーティスト長澤伸穂をめぐって〜」

      長澤伸穂(美術家・ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校美術学科教授)

      清藤誠司(JCL会員、TVプロデューサー・ジャーナリスト)

  7.25 理事会(Zoom)

  9.  5 9月例会/「未来を照らす地域メディア?ハイパーローカルジャーナリズムの挑戦と展望—」

    小川明子さん(立命館大学映像学部教授)

  9.12 理事会(Zoom)

10.  3 10月例会/「放送局の番組制作現場における女性活躍の現在地と今後の課題」

     石田敦子さん(毎日放送東京支社報道部)

10.10 理事会(Zoom)

11.  7 11月例会/「アメリカ大統領選挙ーニューヨークからの報告」

     稲葉俊之さん(共同通信ニューヨーク支局)

11.14 理事会(Zoom)

12.  7 12月例会/「中国レポート

      西村秀樹さん(JCL会員・元毎日放送)

12.19 理事会(Zoom)

  1.  9 1月例会/「阪神・淡路大震災から30年:経験を語り、対話と共に未来へ」

     梶木典子さん(神戸女子大家政学部教授)

  1.16 理事会(Zoom)

  2.  6 2月例会/「在韓被爆者の権利確立の闘い」

     市場淳子さん(韓国の原爆被害者を救援する市民の会会長)

  2.13 理事会(Zoom)

  3.  6 3月例会/「PFAS汚染の現在地ー大阪、兵庫、岡山の事例から見えた課題」

     幸田泉さん(フリージャーナリスト/会員)

  3.13 理事会(Zoom)


<自由ジャーナリストクラブ2025年度活動方針>

①ロシアによるウクライナ侵略や、イスラエルによるパレスチナ/ガザでの人道危機は、停戦を求める国際世論にもかかわらず混迷を深め、一刻の猶予も許さない深刻な状況になっています。1月に就任したアメリカのトランプ大統領は、極端な関税政策、多様性の排除や排外主義、領土拡張、メディアの選別など、自国中心主義に基づく政策で、世界規模での混乱を起こしています。同様の主張は、ヨーロッパなどでも広がりを見せており、ポピュリズムの手法で、不寛容を拡大し排外を進める政治の流れに対してメディアがどう立ち向かうかが問われています。

②日本においても、報道機関を「オールドメディア」だとして、インターネットやSNSを中心に、「信じたい情報」のみを発信、拡散する動きが広がり、とりわけ選挙においての一定の影響力も指摘されています。「生成AI」によるディープフェイクなどへの検証とあわせて、 「表現、報道及び取材の自由の拡充発展に貢献し、民主主義の発展に寄与することを目的とする」(JCL定款 第3条)自由ジャーナリストクラブの活動は一層重要になっています。

③「国際NGO『国境なき記者団』(本部・パリ)は(5月2日、2025年の『報道の自由度ランキング』を発表した。調査対象の180カ国・地域のうち日本は66位(前年70位)で順位を上げたが、主要7カ国(G7)の中では17年から最下位が続いている。」 (朝日新聞)。「G7のなかでは、アメリカが日本に次いで低い57位で、AP通信への取材制限などトランプ政権の政策が『アメリカのジャーナリズムに潜在的な危機をもたらしている』としています。」「イスラエルの攻撃が続くパレスチナは163位で、ガザ地区ではおととしの戦闘開始以降、およそ200人のジャーナリストが殺害されたとして『世界で最もジャーナリストにとって危険な地域になった』と指摘しています。」(TBS)「言論、表現及び報道の自由を守り、如何なる差別も許さず、反戦、反ファシズムの立場に立って、真実を追及し続ける」(JCL定款第4条)とりくみを追求します。

④[会員拡大]自由ジャーナリストクラブのホームページ、Facebookの活用などをすすめます。世代やジェンダーの“偏り”の無い組織をめざし、会員拡大にとりくみます。2024年度、理事における女性の割合は2/12(17%)、例会報告者の女性の割合は6/12(50%)でした。

⑤[意見表明]言論、報道の自由の危機を招くような事態に際しては、自由ジャーナリストクラブとして意見表明、発信を行います。

⑥[例会]自由ジャーナリストクラブ例会は年10回程度開催します。2025年度も対面とZoomによる「ハイブリッド例会」を実施します。



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