2024年度総会

一般社団法人・自由ジャーナリストクラブの2024年度総会が、2024年6月13日に大阪市総合生涯学習センターで開催され、2023年度の活動報告と2024年度方針などが承認されました。

<2023年度活動報告 >

4.13 4月例会/「維新政治を考える」

   水野博達さん(元大阪市大特任准教授)

5.11 5月例会/「放送基準、作りました」毎日放送のとりくみから 

   中西正之さん(毎日放送 新放送基準プロジェクト事務局)

6.29 2023年度総会

7.20 7月例会/高賛侑監督ドキュメンタリー

   「ワタシタチハニンゲンダ!」上映会

9.14 9月例会/「非正規アナウンサーの小さな闘い」

   水野晶子さん(フリーアナウンサー・朗読家)

10.12 10月例会/韓国KBSドキュメンタリー番組

   『戦争と同盟』第2部「密約」から 

   波佐場清さん、西村秀樹さん(JCL会員)

11.9 11月例会/「報告、ジョージアのいま」

   藪田正弘さん(JCL会員)

12.13 12月例会/「あなたが美術館に今すぐ通うべき3つの理由

    そして日本がアートで世界に勝負するには」

   清藤誠司さん(JCL会員/アートプロデューサー・ジャーナリスト)

1.18 1月例会/「テレビ研究の現在地

   —約60年前に放送された番組を見直して博士論文を書く—」

   丸山友美さん(JCL会員/メディア研究者)

2.8 2月例会/映画「ラジオ下神白(しもかじろ)」上映とトーク

   アサダワタルさん(文化活動家、近畿大学文芸学部教員)

2.15 「殺すな!JCLはガザでの速やかな停戦を求める」声明を発表

3.14  3月例会/「能登半島地震を取材して」

   高尾具成さん(JCL会員/毎日新聞専門記者)

4.11 4月例会/「在日韓国人政治犯の獄中記を語る」

   李哲さん(在日韓国良心囚同友会代表)

5.9  5月例会/「不屈のジャーナリスト・柳澤恭雄の人生」

   赤塚康雄さん(郷土史研究者)


<2024年度活動方針 >

①ロシアによるウクライナ侵略や、イスラエルによるパレスチナ/ガザでの人道危機は、国際世論の非難とともに、若い世代を中心に世界的な反戦運動のうねりを生み出しています。一方で、対立と分断は、とりわけインターネットやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)において激しさを増し、「フェイクニュース(偽情報)」の拡散は、言論、報道、表現にも大きな混迷をもたらしています。

 「生成AI」の飛躍的進化と、近い将来実現すると言われている携帯端末への「生成AI」搭載は、「メディア」の概念を再定義し、「事実」の基準を大きく変えてしまうかもしれません。「表現、報道及び取材の自由の拡充発展に貢献し、民主主義の発展に寄与することを目的とする」(JCL定款第3条)自由ジャーナリストクラブの活動は一層重要になっています。

②「国際NGO『国境なき記者団』(本部・パリ)は(5月3日、2024年の『報道の自由度ランキング』を発表した。調査対象の180カ国・地域のうち日本は70位(前年68位)となり、主要7国(G7)の中で依然、最下位だった。」(朝日新聞)。「旧来の利害関係、ビジネス上の利害関係、政治圧力、男女不平等によって、ジャーナリストたちは権力の監視役としての役割を完全に果たせないことが多い」という批判をふまえ「言論、表現及び報道の自由を守り、如何なる差別も許さず、反戦、反ファシズムの立場に立って、真実を追及し続ける」(JCL定款第4条)とりくみを追求します。

③[会員拡大]引き続きFacebookページの活用などをすすめるとともに、世代やジェンダーの“偏り”の無い組織をめざし、会員拡大にとりくみます。

④[意見表明]言論、報道の自由の危機を招くような事態に際しては、自由ジャーナリストクラブとして意見表明、発信を行います。

⑤[例会]自由ジャーナリストクラブ例会は年10回程度開催(1月、8月を除く)することとし、うち5回程度を外部講師の講演とします。2024年度も対面とZoomによる「ハイブリッド例会」を実施します。

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